第9回 北米大陸横断冒険記

8月15日 北米大陸横断12日目

第1回北米大陸横断の旅も12日目となり、ゴールまで残り3日です。今日は写真のように朝から気持ちの良い晴れで気分良くスタートできました。

この写真に写っている建物は、アメリカのバンゴーという街にある配水塔です。調べてみると、この配水塔は19世紀に作られ、この地方では最古の金属製の巨大な配水塔です。中には展望デッキがあり、バンゴーの街並みを見渡せるそうです。僕は、展望デッキを知らずに通り過ぎてしまいましたが、今になって展望デッキのことを知ると、展望デッキからの風景が気になります。

12日目の夜はMOTELに泊まりました。MOTELとは、Wikipediaによると自動車で移動する人のためのホテルで、道路沿いにあり、駐車場が部屋の目の前にあります。僕の場合は、自転車なのでBOTELかな？（笑）

写真では分かりづらいですが、自転車も部屋の中へ入れることが出来ました。この日の夜は、自転車の整備も十分にでき、そして自転車のそばで寝ることでより安心して寝られました。最高のMOTELでした。

この写真は13日目の昼頃、ウォータービルという街に入る時の写真です。この場所は映画のワンシーンに出てきそうな風景でした。ちなみにこの写真に写っている橋は、ノーフォーク・サザン鉄道という貨物鉄道の線路です。この貨物鉄道の総営業距離は、34,600kmです。東京から松陰塾の本社がある福岡までは1,000kmです。そう考えると34,600kmはとても長い距離ですね。

8月16日 北米大陸横断13日目

13日目の昼はデニーズです。前日に地図で見つけ、とても楽しみにしていました。外見の雰囲気が日本にあるデニーズとは全く違い、本当にデニーズ？と疑ってしまうほどでした。

内装やメニューも日本とは全く違い、写真のようにハンバーガーやポテトなどボリュームが多かったです。自転車の旅の時は、1日に3,000キロカロリー前後を消費します。僕が普段、30分ジョギングをして約300キロカロリー消費します。疲れた体にこのボリュームは、とても嬉しく、思い出に残っています。こんなにたくさん食べられれば満足です。デニーズと名前は同じでも、文化の違いがとても感じられました。

キャンプ場まで残り20kmというところでハプニング発生です。Googleマップで調べた道通りに進むと、道が写真のように無くなっていました。この森を抜けだすのに1時間近くかかってしまい、大幅なペースダウンです。Googleマップなどのインターネットに頼りきるのではなく、紙の地図や人に聞くことが重要だなと思いました。

ハプニングもありましたが、明るいうちにキャンプ場に到着することができました。そして、今晩はこの旅最後のキャンプです。ポートランドまでも残り60kmともう目の前です。まだまだ気は抜けないと思ってはいても、ゴールまで60kmと思うとにやけてしまいます。

明日は、いよいよゴールの日です。寝袋に入ってゴールした時のイメージをしているといつの間にか寝ていました。