第1回 北米大陸横断冒険記

8月4日　北米大陸横断1日目

この日は、北米大陸横断の旅のスタートの日でした。

写真の場所は、カナダの最東端であるニューファンドランド島のセント・ジョンズというところです。セント・ジョンズが今回の旅のスタート地点であり、実際にその場に立ってみると風が気持ち良く、海もとても綺麗で大西洋が良く見えました。

そして、いよいよ旅が始まるのだなと思うと、気が引き締まりました。それと同時に、今までの旅で経験した様々なことを思い出していました。小学校3年生の時に母の実家がある千葉までの2泊3日の自転車旅行からから始まり、日本列島自転車横断、初めての海外での冒険ニュージーランドの旅、色んな思い出が頭に浮かんできました。

これまで自転車の旅に行くたびに自分のレベルが上がっていきました。苦労したことや辛かったこと、体力の限界まで力を出し切り坂道を登りきったこと、またその時の風景が最高だったこと。訪れた各地で美味しい物を食べたり楽しいことも沢山ありました。

そんな様々なことが自分にとって良い経験だったなと思い返していました。そして今までの経験が実り、今まさに北米大陸横断の旅のスタート地点に立てていることが嬉しく、今回の旅ではどのような発見ができるかな？とこれから始まる旅への期待でワクワクしていました。

8月4日　北米大陸横断1日目

この写真はセント・ジョンズを出発して、ホワイトボーンに向かって走ってる時です。まだ1日目なので、日本とは違う右車線を走行することがいつもと違うので、違和感がありました。午前中は左側から車に抜かされることが少し怖かった！午後になるとようやく少し慣れてきました。

その他にも環境の変化に驚くことが多くありました。日本とは違い空気が乾燥していて、晴れると暑く、夜になると気温が下がり肌寒いと感じることもありました。また、時差が日本と11時間30分も差があり、日本は何時かなと思うと、日本は夜中なので頭がおかしくなりそうでした（笑）。

自転車に乗りながら先週の今頃は...。などと考えていると、自分がカナダで自転車に乗っているということが信じられなかったです。しかし、やはり普段とは違い自転車に乗る楽しさを再確認出来ました。カナダの風を体で感じながら走ることは本当に最高に気持ちよく、更に自転車に乗ることのすばらしさを実感していました。

そして、この日は夜11時まで自転車をこぎました。なので、初日の夜からクタクタで、夜はぐっすり寝れました。